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活動団体情報

日用苔の里整備推進協議会

苔庭の景観を次世代に残すことを目的に、小松市日用町(ひようまち)「苔の里」の管理をしています。

■日用町について
小松市の中心部から車で30分の中山間地にある日用町は、日用杉の産地として知られ、先祖代々山林と共に暮らしていました。しかし林業衰退とともに過疎化が進み、現在は7世帯が暮らしています。気候や地形が苔に適しており、昔から民家の裏庭に自然と苔が広がっており、各家がそれぞれの苔庭を管理していました。

■苔庭の維持管理
苔庭を維持するためには、落ち葉を掃除しなくてはなりません。昔は苔庭の落ち葉を掃除し、これを日々の燃料として使っていましたが、生活スタイルの変化に伴い、落葉を燃料に使わなくなりました。落ち葉の処理に困るようになり、また人口減少により掃除が負担になったため、苔庭が荒れていくことが予想されました。

■協議会の活動と実績
苔庭の景観を次世代に残すことを目的に、平成12年に日用苔の里整備推進協議会を設立し、平成24年にはいしかわ版里山づくりISOの認証を受けました。また、この年から「苔の里」と称して苔庭を一般に公開し、来訪者から協力金をいただき維持管理の費用に充てました。同時にボランティアを募り、掃除や維持管理作業に参加していただきました。昨年からは“苔の里サポーター”として広く募集したところ、年7回の作業に延べ66人の方が協力してくださいました。皆さまに熱心に取り組んでいただいたおかげで、作業の負担が軽くなり、苔庭の整備や拡張を行うことができました。いしかわ里山ポイントも好評で、今後も利用したいと思います。これらの活動により、交流人口が増えたことで、町内が活性化していると感じています。

■「苔の里」の景観を次世代に

昔から苔庭を掃除する道具は竹箒です。先祖と同じ道具で同じように作業することで、先祖の暮らしを肌で感じられます。子孫にもこれを伝えることが私たち世代の役目だと思い「苔の里」の景観を残せるよう、これからも“苔の里サポーター”の皆さまと協力してこの活動を続けていきます。

団体概要

お問い合せ

日用苔の里整備推進協議会(担当:髙) 〒923-0324 石川県小松市日用町寅71 TEL: 0761-65-1426

ホームページ

http://forestofwisdom.org/